梅花流永讃歌

禅宗仏教曹洞宗には異なるタイプの歌があり、そこにはお釈迦様そして曹洞宗歴代の祖師方の教えが明らかに示されています。

 

お経は、偉大な師が授与するテキストで 、一つの音階で唱えられます。声明にはいくつかの音階があり、

 

節をつけて唱える旋律的な歌です。そして梅花とは、鈴の音とともに唱える詩讃歌であり、

 

そこには禅宗仏教の大切な教えが込められています。

 

道元禅師は僧侶であるとともに詩人でもあり、日本における重要な哲学者の一人、

 

そして仏教史上最も重要な思想家の一人です。

 

道元禅師にとって、梅の花の開花は困難を乗り越えてきた後の輝きを意味します。

 

なぜなら、梅の花は冬の終わりを告げる花だからです。それはまた、世代から世代へ、

 

一人の人間からもう一人の人間への仏の教えの真の伝達と輝きを象徴します。

 

1952年、道元禅師没後700年を記念して、曹洞宗は梅花流詠讃歌を創りました。

 

当時この讃歌を寺院に創立することは、太平洋での敗戦後の日本人を励ますためでもありました。

 

梅花は日本語で歌われますが、この讃歌に伴う儀式とその旋律は、私たちに慈しみ、

 

尊敬そして喜びに満ちた空間との出会いを提供してくれます。

 

翻訳がありますので、祖師方の言葉を柔らかな旋律とともに発音すれば、

 

祖師方の深い教えが私たちの心にしみ込んできます。