フランスのラ・ロシェルの禅道場で。

フランスのラ・ロシェルの禅道場で。

禅道場で初めて梅花のセッションに参加した。
到着すると、小さなサンガが温かく迎えてくれたのを感じた。

迎えるということは、単なる行為ではなく、互いに与え、受け取る空間を生み出すことでもある。
そのやりとりの中で、何か本物のものが働いている。
私は伝えたかったものを精一杯届けることができたが、それを受け入れてくれたサンガの皆さんのおかげで、

私は自分の想いを最後まで全うすることができた。

その日、彼らにとってもすべてが初めてだった。
初めて聞く詠讃歌、その意味を理解すること、楽器に触れること、新しい楽譜の読み方を学ぶこと。
しかし、彼らの温かい心がすべてを可能にしてくれた。
なぜなら、「迎える」とは、受け入れる心を持つことでもあるから。

このシンプルなやりとりは、今でも深く心に響いている。
この場所が梅花の実践にとって、花開くきっかけを与えてくれたことを嬉しく思う。